岩手県

釜石グルメ特集 岩手県のドライブ観光の拠点に便利な釜石で釜石ラーメンや三陸の海の幸など美味しいものを食べ尽くそう!!

岩手県のドライブ観光の拠点に便利な釜石

岩手県をドライブ旅行するベースとして、三陸道釜石道という無料の高速道路のジャンクションとインターがある釜石はとても便利なんです。
赤ライン:三陸道 水色ライン:釜石道)

縦横無尽に移動出来ますよ。

釜石で美味しいものをいただこう

そんな釜石のグルメを紹介します。
釜石は以前から駅前には飲食店が少なく駅を出て左側の大渡橋を越えたエリアの商業街か、右に進んで五の橋を越えたエリアまで行かないとお店は多くありません。
今では駅前に商業施設もあり何件か飲食店も入っていますが、歴史上、駅前は製鉄所の工場がドーンと建ってただけでしたからね。
ただ、商業街は2011年の震災による津波で大きな被害を受け、多くのお店がなくなってしまいました。

・釜石の駅前は飲食店が少ない
・駅から離れたエリアもチェックしておこう
・駅を出て左へ道なりに進むと商業街
・駅を出て右方面へ行くと製鉄所のアパートなどがあった住宅街

※この記事に登場するお店は、こちらの動画で紹介しています。


ブログ記事よりも動画の方が実際の雰囲気は分かりやすいと思いますので、ぜひチェックしてみて下さい。
忙しくて全部なんて見てられないよー。という方は、この後紹介する各店のレポートの最後にそのお店を紹介している部分への直リンクを作っておきましたので、そちらを活用してくれると嬉しいです。

釜石グルメと言えば釜石ラーメン

新華園本店

最初に紹介する新華園本店さんも被害を受けたお店の一つなんですよね。

新華園本店は釜石ラーメンの発祥のお店としても知られています。
その釜石ラーメンの特徴は、透き通ったスープに、細いちぢれ麺との事。
今回は住んでた頃にも食べたチャーシューワンタン麺と半チャーハンを注文しました。
チャーシューワンタン麺

透き通った醤油味のスープは奇をてらったものではなく、王道の中華スープ
安心安定のラーメンスープど真ん中って感じですね。
そのスープをまとうようにたぐれる細い縮れ麺

スープとの相性抜群です。
食べ応えのあるチャーシューが力強さを与え、ワンタンはチュルンと口の中で踊って楽しいです。
それにしても、人間の舌の記憶って凄いですね。
食べたとき、あー、これこれって思いましたもん。
チャーハン

チャーハンはチャーシューの味のきいたしっかりタイプ。
ラーメンのスープと合いますね。
久々に新華園の味を堪能させていただきました。
ごちそうさま。
新華園本店は釜石駅から歩いて10分くらいです。

あ、そうそう、ちょうど訪問したとき、ローソンに新華園監修のラーメン(東北限定)が売っていたのでホテルで夜食に食べました。

新華園本店を紹介した動画はこちらから(YouTube)

みやこ食堂

続いて紹介するのも釜石ラーメンが食べられるお店です。
みやこ食堂さんは釜石駅を出て右側に進み川を渡ったエリアにあります。
このお店のあるエリアには以前から製鉄所関係のアパートなどがあり、住宅も多いエリアなんですよね。
なので、みやこ食堂さんはあなたの街の食堂っていうイメージがピッタリなお店です。

ラーメンだけではなく、オムライスなども人気なんですよ。
海鮮が続いた後などにもピッタリです。
そんな自分は、昔食べていたものと言う事で、チャーシュー麺チャーハンを注文。

チャーシュー麺

釜石ラーメンらしく透き通った醤油味のスープ。優しくも物足りなさを全く感じない、味わいのあるスープです。
そして、柔らかめの細い縮れ麺。スープの絡みが良いですね。

どんどんすすりたくなる美味しさです。
そしてチャーシューの柔らかさが抜群。チャーシュー麺にして正解です!!
こちら、創業から50年以上の歴史を持つお店でもあるんですよね。
釜石ラーメンを提供した数はハンパないはずです。
子供の頃から知っているお店が元気に営業してくれていて、嬉しかったですね。

チャーハン

チャーハンも美味い。
懐かしいし美味しいし、最高でした。ごちそうさまでした。

みやこ食堂を紹介した動画はこちらから(YouTube)

三陸の海の幸をお寿司でいただこう

大和鮨(やまとずし)

次はお寿司のお店を紹介します。
先ほど紹介したみやこ食堂さんと同じエリアにある、大和鮨さんです。

こちらのお店も、自分が子供の頃住んでいた頃からあるお店で、両親に連れて行ってもらった思い出のお店です。
釜石は、製鉄の街でもあり新日鉄釜石は以前ラグビーで7年連続日本一になるなど、景気も良く賑わいのある街でした。
首都圏からの出張や接待などもあり、古くからあるお店はそんなお客の舌を満足させてきたお店でもあるんですよね。
今回、注文したのは3,500円のおまかせにぎり。
おまかせにぎり

トロが三貫も乗って豪華なものでした。
お寿司だけじゃなく、小鉢や味噌汁も美味しかったですよ。
もちろん三陸の海の幸が味わえるお寿司も最高でした。
釜石を訪れた際には、こんなお店が駅前や商業エリアではないところにあると言う事を知っておいて下さいね。
じゃないと、駅前に食べるところが何もなくてコンビニでご飯とかになっちゃいますので。

大和鮨(やまとずし)を紹介した動画はこちらから(YouTube)

勝力鮨(しょうりきずし)

続いても同じエリアからお寿司のお店を紹介します。
勝力鮨さん、こちらも自分が子供の頃からあるお店なんですよね。

こちらのお店も子供の頃、両親に連れてきてもらった思い出のお店なのですが、なんと時の総理大臣やあのロックバンドのGLAYも訪れたみたいなんです。
と言う事は、地元でもそういう方を連れて行っても間違いないと認識されているって事ですよね。
普通、そういう場合、地元の偉い人やプロモーターがセッティングするでしょうから。
この日はつまみも含め、おまかせでオーダー。

美味しい料理やお寿司を心ゆくまで味わわせてもらいました。


3件連続で、このエリアのお店を紹介していますが、駅から10分ちょっと歩けば着く距離ですし、タクシーを利用しても良いと思います。
釜石が賑わっている頃から、たくさんの人の舌を満足させ、地域の食を支えてきたお店で、食べてみてはいかがでしょうか。
地元の人が知る人ぞ知るって感じのお店です。
おすすめですよ。

勝力鮨(しょうりきずし)を紹介した動画はこちらから(YouTube)

三陸の海の幸はお寿司だけじゃないよ

海鮮まえ浜

次は駅前から一軒紹介しますね。
サン・フィッシュ釜石の2階にある海鮮まえ浜さんです。

サン・フィッシュ釜石は以前釜石にあった橋上市場の代わりに建てられた施設です。

そう釜石には橋の上に市場があったんですよね。
どんな理由があったか知りませんが、あんな珍しいものを無くしたのは観光面では大きな損失だったと思います。

少し話しが飛びますが、都内のデパートなどでも売られている海宝漬の中村屋さんは釜石のお店なんですよ。
そして、以前はそこで食事も出来たのですが、現在は飲食店としての営業はしていないようです。
その中村屋さんで提供されていたメニューが、ここ海鮮まえ浜さんでいただく事が出来るんですよね。
それが、このかぜおにぎりです。
かぜおにぎり(うにおにぎり)

かぜとは、岩手県の方言でうにの事なんですよ。
そう、うにおにぎりって事ですね。
観光客の事を考えると、メニューにその辺の事を書いた方が良いんじゃないでしょうか。
かぜおにぎりには、お刺身や小鉢、味噌汁が付いてきます。

かぜおにぎりは上に焼きうにがトッピングされているだけではなくて、ご飯にもたっぷりの焼きうにが混ぜ込まれています。

いやー、美味いに決まってるじゃないですかぁ。
口の中にうにの甘さと旨味が広がりますね。
とろけるような甘さを味わうには生うにの方が良いとは思いますが、香りは焼きうにの方が楽しめるかな。
うに好きの皆さん、海鮮丼だけじゃなく、こちらもしっかりチェックして下さいね。

海鮮まえ浜を紹介した動画はこちらから(YouTube)

釜石のすぐ近くにも三陸を代表するグルメあり

さんずろ家

ラストのお店は、釜石市ではないのですが、三陸のグルメを語るには外せないので紹介させてもらいますね。
お店は釜石から車で20分強行った浪板海岸のところにある、さんずろ家さんです。

こちら、民宿もやっているお店なんですよ。
先ほど、釜石ラーメンを紹介したのですが、三陸地方にはですね、もうひとつご当地ラーメンと呼べるものがあるんですよね。
それが何かというと、磯ラーメンです。
磯ラーメンは、この近くにあった吉里吉里ドライブインというお店が始めて、三陸地方に広がったラーメンなんですよ。
すでに吉里吉里ドライブインは廃業してしまったのですが、こちらでですね、その原型に近いものが食べられるとの事で来てみました。
もちろん、磯ラーメンも思いでの味なんですよね。
こちらが、その磯ラーメンです。
磯ラーメン

わかめや松藻、ふのりがたっぷり入った塩味のラーメンなんですよ。
では、いただきます。

塩味のスープはあっさりしているものの、海藻の旨味たっぷりで美味しいんですよね。
どんだけグルタミン酸が入ってるんだよ。って感じです。
それから口の中に、そして鼻から抜ける磯の香り、もうたまりません。
麺は細めのストレート、これがですねー、麺だけで食べるとあっさり感じるかもなのですが、海藻と一緒に食べると良い感じになるんですよねー。

ほんと美味いんです。
海藻以外の具も、イカ、帆立、シュウリ貝、カニ爪、なると、海老が入っていて、これがこの味わいに合うんですよ。
食べ進めるにつれて海藻のぬめりでコーティングされて旨味がマシマシに。
久しぶりの磯ラーメン、美味しかったです。

さんずろ家さんでは、もうひとつ食べたいものがありました。
こちらでは、イカめしも人気なのですが、自分が食べたかったのは、いか腑いり定食です。
いか腑いり定食

単品のいか腑いりもありましたが、断じて定食じゃなきゃイヤだったんです。
ちなみにこれを食べたのは磯ラーメンを食べた直後です。

それにしても、美味しそうですね。
小鉢は魚の煮付けで、イカ刺しも美味しそうだし、つみれ汁にめかぶ、そしていか腑いりです。
いかの腑いりとは、イカの身と肝を味噌などと一緒に炒る料理なのですが、こんな感じで全部混ぜ混ぜしていただきます。

イカの塩辛が好きな人だったら、たぶん好きだと思います。
つみれ汁は温かい内に、イカ料理が人気なだけあってイカ刺しも美味しいです。
この小鉢だけでご飯食べられそう。
そして、良い感じになったイカの腑いりを、ご飯の上に乗せまーす

これがしたくて定食を頼んだんですよね。
これがですね、コクがあってもうたまらんのですよ。
ほんと最高でした。
イカの腑いりはパンチがあるので、他のあっさりした料理と一緒に食べると存在が勝ちすぎる事があるのですが、それで磯ラーメンを先に食べたんですよね。
いやーどっちも美味しかった。大満足です。

さんずろ家を紹介した動画はこちらから(YouTube)

以上で、今回の旅で食べた釜石のグルメの紹介を終わります。
岩手や三陸海岸を訪れた際は、釜石でも美味しいものを楽しんでくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた、次回の記事でお会いしましょう!!